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ミスホームズ/座組の話

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2026/04/09 21:30

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先日、無事に

ミスホームズの婉麗奇譚

千秋楽を迎えることができました。

 

ミスホームズシリーズも3作目。

小さな劇場で、小菅怜衣、船岡咲、吉田菜都実、そして私の4人から始まったお話。

今や19名の大きな座組になり、多くのスタッフ様に支えられ、次で一旦の最終章を迎えます。

 

私の役は、ミスホームズの助手

和登咲子(わとしょうこ)、いわゆるワトソンです。

 

助手の役回りは思っているよりずっと大変で。

ミスホームズの言葉を噛み砕いて伝えたり、時には先回りしてヒントを差し出したり。

“自分の感情”ではないところで言葉を紡ぐ場面も多くて、セリフがなかなか身体に馴染まない瞬間もありました。

 

だからこそ今回一番大切にしていたのは、ただ一つ。

「理解すること」。

 

物語の構造、人物の思考、その裏にある意図。

そして、この先へと続いていく未来。

 

1作目から続くこの作品は、“今この瞬間”だけで完結しないからこそ、先々の展開まで含めて、どう存在するべきかを考え続ける時間でした。

 

作・演出のまっきーさんと何度も言葉を交わし、相棒である小菅とも、たくさん話をしました。

 

この作品は、誰か一人が引っ張るものではなくて、全員がそれぞれの伏線を背負い、全員で物語を成立させていくもの。

だからこそ、全員に責任があって、全員で紡いでいく作品なんだと、改めて強く感じました。

 

この座組は、責任感の強い人たちが集まった、いわば“仕事人”の集まりでした。

 

芝居の質は、最低ラインを軽々と越えてくる。

それを、稽古のかなり早い段階で確信していました。

 

ここまで同じ方向を見て、同じ道を歩き、同じゴールを見据えられる座組は、そう多くありません。

 

あまりにも心地よくて、でもその心地よさは決して“楽”ではなく、全員が高い意識で立ち続けているからこそ生まれるものでした。

 

本番中の集中力は、言葉にできないほどで。

一度舞台に立てば、全員の表情から笑顔が消える。

袖に入れば、それぞれが小さく口を動かしながら、出番ギリギリまで自分の台詞をウィスパーで確認している。

 

あの空気は、たぶん簡単には作れない。

 

この責任感の強さはどこから来るのだろうと考えたとき、みんなが口を揃えて言っていた言葉がありました。

 

「小菅のために」

 

主演がゴールを決められるように、そこまでの道は自分たちが責任を持って作る。

それを、誰か一人じゃなく、全員が当たり前のように思っている。

 

こんなにかっこいいこと、ありますか。

 

そして、その約束をちゃんと“決めていく”みんなが、本当にかっこよかった。

 

だから私も、絶対に繋ぐ。

誰一人途切れさせないように、全員で繋ぐ。

それだけを考えて、毎日舞台に立っていました。

 

主演の小菅が愛されていたからこその団結力。

そしてこの座組は、ただ強いだけじゃなく、とても優しい人たちの集まりだったんだと、今、強く感じています。

 

でもその分、舞台を降りて楽屋に戻った瞬間、ふっと緊張がほどけて、空気が一気にやわらぐんです。

 

さっきまでの張り詰めた時間が嘘みたいに、笑い声があちこちからこぼれて、みんなの表情も、ちゃんと元に戻る。

 

あの切り替えの鮮やかさも、この座組のすごさのひとつでした。

 

あの場所で、あの時間を、このメンバーで生きられたことがとてもとても誇りです。

 

ご来場くださった皆様、応援してくださった皆様、

そしてこの作品に関わってくださったすべての方へ。

本当に、ありがとうございました。

 

和登として過ごした時間は、確実に私の中に残り続けていきます。

そしてミスホームズは、次で一旦の最終章へ。

この物語の行く先を、どうか最後まで見届けていただけたら嬉しいです。

 

来年春、またお会いしましょうね。

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