
言動の責任
言動の責任
今主催をやっててすごく思うことがたくさんある中で、言動の責任は1番重く感じていて、誰かに対して何かを言う、ということはブーメランで自分に返ってくる可能性があるわけです。
例えば簡単に言うと「セリフを覚えてね」の一言であっても、自分に返ってくるわけなので、誰かにそれを頼むのならば、まずは自分が完璧にしなければいけないわけです。
子供たちを教えてるわけですけども、ふと言葉にする「休憩時間は守ろうね」の一言。それも大人が行動で示して、私たちもやっているよと見せてあげなければいけない責任があります。
そんなこんなで、発言にとても気をつけて生活していると、普段よりもどっと疲れるわけです。言ってしまったのでやらなくてはいけない、が積み重なります。でも逆に、自分ができないことは言いません。それと同時に自分ってこんなこともできてないのか、と反省もします。いい経験ですね。
そして最大の責任
「観にきてください」
この言葉が1番重く、1番発しにくい言葉。
ですが、主催としては1番自信を持って宣伝しなくてはいけません。何も始まっていない中で無責任な観にきてくださいは言えませんでしたが、本読みや稽古を進める中で確信しました。確実にチケット代を超える価値を提供することができると。
どんな舞台でもイベントでもそうですが、何を宣伝材料として何を推しとして、「観にきてください」が言えるだろうかと、日々模索するわけですが、私は本当に観にきて欲しいと感じたもののみ、皆様に宣伝を積極的に行っています。それはキャストが頑張っているから、我々が頑張っているから、と言うわけでは決してありません。頑張っていることは当たり前の前提として、それを超えるクオリティを出せるお芝居を提供できるメンバーであり、エンタメとして楽しんでいただける環境を提供できると確信しているからです。
「邪心が生まれない環境で、ただエンタメとして楽しんでもらえる空間」それが成立した時、私は自信を持って「観にきてください」と皆様に責任を持ってお伝えすることができます。
つまり、今回の主催のSITY企画
「観にきてください!」
オムニバス作品で感情ジェットコースターのお祭り騒ぎでありながら、必ずや質の高いお芝居を。お昼公演は小さな小さな共演者たちも、一生懸命お芝居を届けようと努力してくれていて、お客様に会えるのを大変楽しみにしています。こちら側がお客様に会えるのを楽しみにできる環境って実は少ないと思うんです。
それを今現場では全員が体現できるようにお稽古で努力してまいります。
ぜひ、ぜひ、今公演を、応援してくださいますと幸いです。
私からは以上です。
さぁ、セリフ練習してきます!